« スペイン旅行記10―カスティーリャ地方他 | トップページ | スペイン旅行記追記、盗作と創作 »

2006年6月 3日 (土)

スペイン旅行記11(最終) マドリッド他

こんなに長々と書いてしまって少々反省しています。今回をもって最終とします。
最初は特に印象に残ったことのみにして5~6回で打ち止めの積もりだったけれど、行ったからには記録しておきたいという気持ちも湧いてきて、結局網羅的になってしまった。
それでも、抜けているところが何箇所かあります。世界遺産のメリダとカセレスは写真だけでも掲げておおきましょう。

メリダ
Dscf0629 メリダは紀元25年にローマ帝国の属州の州都として建設された。
この円形劇場では毎夏、古典演劇フェスティバルが開催される。



Dscf0633 ここにも巨大なローマ水道橋の遺跡がありました。
(バスの車窓より)




カセレス

Photo_34 レコンキスタの時代に築かれた城壁内にルネッサンスや
ゴシック様式の建物がそのまま残っている。



Photo_36 
古くて大きな中世の建物は住みよいのか、コウノトリが多い。







マドリッド
マドリッドは3泊したが、ここを拠点に郊外の観光をしたため、市内は実質1日半ぐらいでした。そして観光の大半はプラド美術館とソフィア王妃芸術センターに費やされた。
プラドについては既に述べたので、ここではソフィア王妃芸術センターについて述べよう。

(ソフィア王妃芸術センター)
プラド美術館の別館的な存在である当センターにはピカソ、ミロ、ダリといった20世紀美術が展示されています。そして目玉は何と言ってもピカソの「ゲルニカ」でしょう。以前は防弾ガラスの中だったと言うから、直接見れることに感謝しなければならない。
1937年のパリ万博で、スペイン館に展示されたこの作品は縦3.5m、横7.8mの大作である。この絵の成立過程について詳しく触れることは避けよう。ただ、当初の「ファシズムに対する武器」から、「反戦平和のシンボル」あるいは「民主主義の象徴」と、意味づけが加わって来た、と私のピカソの本には書かれている。イラク戦争のときも反戦ポスターに採用されたことは記憶に新しい。
画面には随分たくさんの人物や動物が苦しみながら折り重なっている様が描かれているが、それぞれのモチーフについて、いろいろな解釈がなされてきたようです。特に、牡牛と馬は何を象徴するのか?ピカソ自身は「牡牛は牡牛、馬は馬だ。鑑賞者は結局、見たいように見ればいいのだ。」という言葉を残しているとのこと。多様な解釈が可能なところにこの作品の最大の特徴があるようです。
Photo_35
ピカソの「ゲルニカ」 (絵葉書より)


ソフィア王妃芸術センターでは、ゲルニカ以外ではダリを集中的に見た。ミロに比べて分かりやすいし、面白いからです。一般的な画集に出てくる有名な絵は少ないようですが、「El enigma de Hittler,1939」「 El gran maturbador,1929」などに興味を持ちました。シュール・レアリズムに変身する前の初期の絵もかなりありましたが、その中に有名な「窓辺の少女」があり、びっくりしました。ダリの妹が窓辺に立つ後姿を描いたもので、窓枠の中には青い地中海が描かれている、とても魅惑的な絵です。

マドリッド街歩き
ツアー観光最後の日(16日)の午後の自由時間は、マドリッドのメイン・ストリートを歩き、思い思いに買い物などをした。三越や革製品のロエベなどの高級ブランドの店が並ぶグラン・ビア通りからプエルタ・デル・ソル(太陽の門・・・スペインのすべての道路の出発点)へ。ここにはマドリッドのシンボル「熊と山桃の像」がある。東京で言えば日本橋である。
Dscf0798
マドリッドのシンボル
熊と山桃の像



この辺りで私は仲間と別れ、あらかじめ予定していた行動に移る。外国へ旅行したら必ず、その国で今、流行している音楽CDを購入することにしているのです。お土産は既に確保済みだったから、心置きなく自分の楽しみに最後の時間を使おう、というわけです。
ガイドブックでこの辺りにFNACという大型CDショップがあることは調べてあったので、簡単に見つけることが出来た。大型店は試聴も出来るので好都合なのです。
それにしても選ぶのは難しい。スペインのポップ・ミュージック・シーンがどうなっているか全く知らないのですから。結局この店では、4枚買う。この外にトレドでも1枚買ったので、計5枚。1枚10~15ユーロだから、値段は日本と余り変わりません。
日本でCDを買う場合も同じですが当たり外れは結構あります。帰国後、何回か聴いたところでは、ベスト3は次のとおりです。

①Materia Prima/Sin volver la vista atras
(トレドで購入、山勘だったが私の嗜好にぴったり。洗練された曲作り。女性ボーカリストは声もよくとても上手い。切々と歌うバラードはスペイン語の響きもよく、美しい)
②Estella Morente/Mujeres
(ただ今売り出し中のようで100枚以上、山積みになっていた。ファドやフラメンコ、あるいは民族音楽的な色合いの濃い曲が多い。後半ではカンツォーネのミルバのようにも歌っている。スペインにおける美空ひばり的存在か?)
③La Oreja De Van Gogh/guapa
(現在アルバムチャート第3位。米国型ポップ・ミュージック)

番外 Ana Alcaide/Viola de teclas

どれも楽しく聴けるので先ずは成功でした。
なお、番外のAna Alcaideはトレドで本人が路上で演奏していて、添乗員から有名な人だよと、紹介があったのですが、よく分からなかったのでその場では買わなかった。ところがFNACにはちゃんと置いてあったので記念に買うことにしました。写真のような特殊なビオラでクラシックないしセミ・クラシックを演奏しています。穏やかで心にしみる演奏です。

Materiaprima
MATERIA PRIMA
(日本語で言えば「元素」)




Anaalcade_1 Photo_37
ANA ALCAIDE
使用楽器がユニーク
始めて見ました




以上、ブログの性格上、観光内容のみの紹介にとどまらざるを得ませんでしたが、ツアーの場合、参加者間の意思疎通がうまくいかないと、折角の旅も楽しくありません。そういう意味では、今回の旅仲間(添乗員も含めて)は大変素晴らしかったことを最後に付け加えさせて頂きます。

|

« スペイン旅行記10―カスティーリャ地方他 | トップページ | スペイン旅行記追記、盗作と創作 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172334/10372245

この記事へのトラックバック一覧です: スペイン旅行記11(最終) マドリッド他:

« スペイン旅行記10―カスティーリャ地方他 | トップページ | スペイン旅行記追記、盗作と創作 »