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2006年7月20日 (木)

本屋さんも進化中

私にとって、街へ出る楽しみの大部分を占めるのは、本屋さんと、CDショップへ寄る事です。と言うよりは、それが目的で街へ出ることが多い。退職後は時間に余裕があるから、その機会も増えた。
郊外の大規模団地に住んでいるが、近所にも昔に比べればマシな本屋さんが出来てきた。大抵、チェーン店で規模も陳列内容もワンパターン、おまけにコミックスのスペースばかり増えると言う傾向が、ひと頃続いていたが、最近、様相が変わってきたように思える。店内のあちこちに椅子を置いて、立ち読みならぬ座り読みができるような配慮をしたり、喫茶コーナーが併置されたり、ゆっくり楽しんでいってくれ、と言う雰囲気造りをしているようです。

いつも思うのだけれど、店の経営者はどういう考えで、陳列する本を決めているのだろうか?私の嗜好が偏っているかも知れないが、例えば最も近いS堂というチェーン店はろくな本が置いてないので、滅多に行かないし、行ってもNHK講座のテキストぐらいしか買わない。ちょっと離れているのだけれど、Rという店は音楽や美術に関する本がとても充実しているので、しょっちゅう行くようになった。ここはブランド物の店が寄り集まったモールに入っているからかも知れない。
一方、名古屋駅前の三省堂にもよく行くのだが、専門分野別に膨大な本があるけれど、落ち着いて本を探す雰囲気でないし、私の求める肝心の本が置いてなかったり、何か間が抜けている感じがする。唯一利用価値があるのは、洋書コーナー。これは丸善も同じ傾向。
これらの大規模店の中では、ジュンク堂が最も素晴らしい。言って見れば、各分野のマニヤックな本が実に多いのです。私の好奇心を刺激してくれ、時間が経つのを忘れて長居することが多い。

もうひとつ、よく利用し重宝している本屋さんがあります。インターネット上の本屋さん「アマゾン(amazon.com)」。
本はロングテール現象を示すものの代表ですね。世には膨大な数の本が出ているが、よく売れるのはホンの一握り。売れた数を縦軸にして、売れた順から並べていくと、長い尻尾を持った恐竜のような形になる。大概の本はこの延々と続く尻尾(ロング・テール)の方に位置することになる。だから陳列面積が限定されている街の本屋さんは、売れる本しか置かない。見たい本、欲しい本が無いわけである。これに引きかえ、インターネット上の本屋さんは実際に在庫を持つ必要はなく、本のリストだけあればいいのです。前にも紹介した「ウェブ進化論」によると、米国の現物の本屋さんチェーンでは13万タイトル(すなわちランク13万位まで)の在庫を持っているが、アマゾンは全売り上げの半分以上は13万位以下の本から上げているとのことです。

アマゾンの利点の一つは読後の感想が載っかっている事です。これは参考になりますね。昨日も、前記のR店で「反音楽史」なる本を見つけたが、買おうかどうか迷ったので、アマゾンでチェックしたところ、たくさんの感想が載っていた。これで大体内容は分かったし、あまり評価がよくなかったから、パスすることにした。
また、朝日カルチャーセンターの講義で紹介された文献などは、まずは本屋に在庫が無いので、アマゾンで注文と言うことになります。

世の中全体としては、本離れの傾向は続いているようだけれど、リタイアして時間が有り余るほどある我々にとっては、本屋さんは無くてはならないもの。本屋さんには今後とも頑張ってもらいたいものです。

さて、今回も、日光発の素晴らしいお花の写真をお届けしましょう。
Photo_50
クリンソウの群落
(日光Kさん提供)



1_2
珍しい黄色のクリンソウ
(日光Kさん提供)


Photo_51
ワタスゲが広がる野
(日光Kさん提供)

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