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2006年8月24日 (木)

地球外生命を探せ!

地球外生命はいるだろうか?
これは地球上での我々の生命がどのようにして生じたか、そしてどの程度の幸運さが必要だったか、を問うのと同じである。

地球の原始の海を模擬した、メタンとアンモニアと水素と若干の水をガラス装置に入れて雷撃の代わりに電気火花を飛ばしてたんぱく質の構成要素を作り出した実験が有名だが、これを行なったミラー自身が最近、「生命の起源の謎を解き明かすのは、自分や他の人が考えていたよりずっと難しいものになってしまった」と言っている。この「原始スープ」説以外にも、生命誕生理論は幾つかあるが、いずれも証明はとても難しそうである。

広い宇宙には、地球と同じような環境を持った惑星は10の20乗(1兆の1億倍)はあるだろう。だから、そのうちの幾つかには生命はあるはずだという議論があるが、これは間違っていると、ドーキンスは言っている。この議論の根底には、地球にも存在するくらいだから、生命の誕生というのは比較的起こりうるものだと言う前提が初めから含まれているからである。全宇宙で1回だけ起こったことかも知れないのである。

ここで、生命が生まれてから知的生物ヒトにまで自然淘汰で進化する幸運はどれくらいの確率と考えればいいだろうか。地球に生命が誕生する確率が、もしとても低く、奇跡的なことだったとする。そうすると、ヒトに進化する確率も奇跡的に低いと言うことにはならないのである。何故なら、奇跡が2度続けて起こるということだから。したがって、生命が生まれて、ひとたび、進化が始まれば、ほぼ確実に知的生命にまでたどり着くだろう、と考えられる。

地球外の知的生命の探索のためにNASAが一時期、電波探索を行なっていたが、成果はえられなかった。火星探査でもいまだに生命は発見されていない。したがって、少なくとも生命は何処にでも溢れているものではなく、むしろかなり稀な存在と考えられるようになっている。
このようなことから、逆説的であるが、我々が「ありそうな」「もっともらしい」と思う方法で生命が誕生したのではないだろう、と言える。ドーキンスは、今考えられているシナリオはいずれも、もっともらしいので、誤っている可能性がある、と述べている。もっと、もっと、想像もつかないような方法・過程であったに違いない、という訳である。
また、もし実験で生命誕生の証拠を得ようと思えば、たとえ正しい方法を選んでいたとしても、万年、億年の時間が必要ではないか?
人間はその寿命が高々1世紀だから、それぐらいの時間スケールでしかものを考えられない。生命現象を考えるには時間スケールを抜本的に変えねばならない。
むしろ、地球外生命を探した方が早いかもしれない!

(以上の文章は、「科学の終焉」と「盲目の時計職人」の内容をミックスしてまとめてみたものです)

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