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2006年12月28日 (木)

インド旅行の印象その15(アンベール城)

11日目、最後の観光はジャイプルだった。
デリーの南西270kmにあるジャイプルは、ラジャスタン州の州都であり、人口は230万人。デリーからアラビア海へ抜ける交通の要衝に位置し、12世紀以降、ラージプート族の王国が抑えていたが、1600年以来ジャイプルの北方8kmのアンベールに堅固な山城を築き、首都としてきた。その後、この地が政治的に安定してきたので、サワーイ・ジャイ・スィン2世が1727年に都を平地(現在のジャイプル旧市街)に移した。したがって、旧市街も、ぐるりと城壁に囲まれている。
なお、この王国に系譜的につながるジャイプル藩王国が1949年までこの地を首都として存続してきた。

ジャイプルのホテルを出て、先ずアンベール城へ向かった。バスで20分も走ると右も左も山が迫ってくる。あちこちの尾根に城砦のような建造物が見え、やがて、アンベール城の真下に到着。我々は4輪駆動車に分乗して曲がりくねった、狭い急坂を駆け上る。高低差は100mはあろうか。4輪駆動車に乗るとき、城の方を見上げるとW字に坂が登っていくのが見え、何か赤い点のようなものが蟻のように登って行く。よく見ると「象」だった。こちらも観光客に人気があって、象待ちの人々がたむろしていた。

ガイドが言うには、象は危ないから乗らない方がいいです、と言う。たまたま帰国して数日後の日経新聞の記事に「象との共生に全力」と言う記事が出ていて、〝インドでは毎年250人が象に襲われて死んでいる。でも危険だから処分するという結論には至りません(インド科学研究所生態学センター ラマン・スクマール教授)〟ということだそうです。この記事によると、インドには野生の象がかなりいるらしい。象の回廊が高速道路の予定地と重なるなら、計画を変更するとのこと。また、象は酒が好きで、民家に押し入り住民を踏み殺すと言う事件が相次いだ。象の回廊に重なる集落では家に大量に酒を置かないように指導している・・・・脱線してしまった。

アンベール城は世界遺産にはなっていないが、とても素敵な城だと思う。周囲の山々には万里の長城のように城砦が並ぶ。一方宮殿もなかなか美しい。水を利用した冷房システム付きの夏の宮殿、壁中に鏡をちりばめた装飾が見事な冬の宮殿・・・1本のろうそくの灯が何千もの像を作る・・・

0072アンベール城の外観。
右の方のW坂の途中に赤い点のように見えるのは象タクシー。


00880081左は城門を入るところ。 
右は象タクシーのプラットホームらしい。


0089宮殿への入り口。装飾が美しい。



010801040107城壁の回廊から見る展望。 
周りの山の尾根には城砦が点在し、万里の長城をみているようだった。

01130110勝利の間は鏡の間あるいは冬の宮殿とも呼ばれる。
鏡をちりばめた幾何学模様が独特である。
0111




00940093歓喜の間は室内を水が周る仕掛けがあり、夏も涼しく過ごせるようになっていて、夏の宮殿とも呼ばれる。 
パステルカラーの壁面モザイクと、中庭。中庭のデザインは扉のモザイク模様と同じになっている。
00970114_1左はハーレムがあった場所。
猿も住人だ。 

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