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2006年12月15日 (金)

インド旅行の印象その7(ビンベトカ)

ビンベトカは今回のツアーの驚きの一つだった。こんなものまでインドにはあるのか!
考えて見れば歴史の古い国だから、当然なのだが。
約1万年前に描かれた洞窟壁画群。2003年世界遺産登録。

ボパールの南47km、ビンディエンチャル山中の自然の洞窟に、当時の人々は外敵から身を守るために棲みつき、牛、馬、鹿、象などの動物、狩りの場面、踊りの場面などを生き生きと描いた。
1957年にワカンカ教授によって発見された。
顔料は、白が動物の皮膚、赤はリクリという植物、黒は石炭であるという。リクリは辺りに今でも生えている。ガイドに教えてもらって、葉を手で揉みつぶすと手が赤くなった。
洞窟と言っても、そこらじゅうにある火山性の大岩の自然に庇の形(大抵1段高いところにある)になった部分である。3~5m凹んでいるだけで、一見頼りなげに見えるが、気の遠くなるような年数を経ても彼らが描いた壁画が残っていると言うことは、方角や風向きの面から最適な場所だったのだろう。逆説的にそう言える。
世界遺産になったと言うのに、シェルターだとかの保護や養生は全くなされていないが、それでいいのかも。破壊するとすれば観光客だろう。これは配慮すべきだ。
ガイドブック「地球を歩くシリーズ」にも正式には取り上げていないくらいだから、ここまで来る観光客はまだ少ないようだ。入り口には管理小屋とか、切符売り場とか、そういったものは何も無い、叔父さんが独り待っていただけだった。
(そういう環境だからトイレも青空。女性も含めて数人が・・・)
絵が描かれた時期は、1万年~7千年前、7千年~5千年前、5千年~3千年前の3つに区分される。当然のことながら、初期ほどプリミティブ(幼稚)で、後期になると狩りや踊りの場面なども現われて複雑になる。これらの絵をじっと見ていると、いつの間にか心は原始時代へ飛び、一生懸命生きたであろう洞窟の住人がとてもいとおしくなるのでした。

0131ビンベトカの入り口
ほとんど無人に近い。
この案内板にガイドが間違いを見つけた。100000年前となっていた。


Binnbetoka_doukutu_kannkyou_20156 0157
最もダイナミック、かつ見やすい洞窟
右は離れて洞窟全景をみたところ


0134 0132 これは別の洞窟
プリミティブな描き方である。



0136 0142_1 右は狩りの絵。実に生き生きとしている。




0152 このように山中、大岩だらけ。
ここで、リクリの葉を取り、赤い汁が出るのを確かめた。



★インド旅行の印象その2(ベナレス)の写真を4枚追加しました。
  ガンガーの岸辺遠景、ガンガーに漂う、ベナレス(バラナシ)の路地など


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