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2006年12月 3日 (日)

インド旅行の印象その2(ベナレス)

11月24日夜はベナレス泊。5時にモーニングコールで起こされ、ガンジスに向かう。薄明の河畔に着き、中心的な存在であるダシャーシュワメード・ガートから船に乗る。ガンジスは思っていたよりずっと大きな河だった。水も意外ときれいである。30~50m離れた岸辺を見ると、立派な寺院や館がずらりと建ち並び、それぞれから階段が水辺まで降りている。沐浴が出来、見晴らしの良いところにインドの諸侯が競って建てたものと言う。このような階段付きの堤をガートと言い、60くらいあるようだ。火葬場になっているところもある。
沐浴の風景は写真でよく眼にしていたが、実際の環境は初めて理解できた。
夜が明け始めて、岸辺の様子がはっきりと見えるようになってきた。この日はそんなに多くはなかったけれど、沐浴の人々が見える。中には岸から離れて水面に漂っている人もいた。やがて、太陽が昇り始め、水面に光の影を映す。ガンジスの最も美しい瞬間だ。この日は地平上に若干の雲があったが、それでも充分にその荘厳な美しさを味わうことが出来た。こんな環境なら、私でも沐浴してもいいな、と言う気になる。そっと、水に手を漬けてみた。少し冷たかったが、気分は悪くない。

船を後にして、ガートから路地裏を通ってヴィシュワナート寺院に向かった。迷路のような狭い路地は牛の糞やゴミが散乱していて、注意深く歩かねばならなかった。不思議な匂いも充満している。ごちゃごちゃした建物も興味深いし、いろいろな店もあったが見る余裕はあまりなかった。
ヴィシュワナート寺院はベナレスの信仰上の中心、シヴァ信仰の中心でもある。驚いたことに、周りは厳重な柵で囲われ、観光客はセキュリティーチェックがなされる。カメラは全くダメ。カービン銃(?)を持った兵士が大勢、警護している。
この寺院はイスラーム教モスクの一角にあるという不思議な構造になっている。元はヒンズー教の寺院だったのが、12世紀にイスラーム教徒が破壊し、モスクに改造されてしまったが、18世紀になってその一角にヒンズー教の寺院が復活されたものと言う。
何年か前に騒動があり、多数の人が殺された事件があり、このように警備が厳しいのだ。
そんな環境の中で、ヴィシュワナート寺院は金箔に覆われ、燦然と輝いていた。
インドでは幾つもの宗教が平和に共存していると、聞いていたが、やはりそうでもない部分があるということを知ったのです。

なお、日本ではベナレス、ガンジスで通っているが、現地の実際の発音は、バラナシ(ワラナシと聞こえる)、ガンガーであることを言い添えます。

248 沐浴風景。シャッターのタイミングはグッドだが、いかんせん暗いので手ぶれが出てしまう。



0251 ガートに集まってきた人々。階段は水面下まである。



S0263 S0270 ガンガーの岸辺の風景
インドの諸侯が競って別荘を建てた。
寺院も多い。ボートはほとんど観光客用。


S_21 ガンガーに漂う。




0268 ガンジスの日の出




S_22 ベナレス(バラナシ)の典型的な路地。
ゴミだらけで、牛がいて・・・当然糞も多い。
匂いも凄い。朝食が食べれなくなった人もいた。

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