南イタリア・マルタへ(1) ナポリとポンペイその1
ツアーとしての15日間は長くもあり、短くもある。旅行中はこの優雅な生活が永遠に続くのかと、錯覚すら覚えたが、終わってみれば束の間の夢の中の出来事のように思える。
以下、簡単に報告しよう。
出発前の週間天気予報どおり、ナポリは雨で、暗く、冷たかった。傘を差しながらでは写真も撮りづらく、今見てもナポリ市内の写真はほとんど無い。少数の写真もナポリの本当のイメージを伝えるものでないから、掲載がはばかられる。
今回のツアーの、ひとつの目玉でもあるポンペイ遺跡観光は、ポンペイ現地とナポリの考古学博物館がセットである。ナポリの考古学博物館にはポンペイ出土品のほとんどが収容されているから。両方を見ないと、ポンペイの本当の姿、凄さが分からないのです。
ナポリ市内の様子。午後、雨はほとんど上がった。この黒々としていかつい感じは実際もこのとおり。
国立考古学博物館の建物。大きな棕櫚の木が南国のイメージを醸すが、この日は最低温度6度、最高温度9度。
寒さはイタリア本土に居る間続いた。
以下は、考古学博物館で見たポンペイの遺品の数々。
ポンペイ随一の豪邸ファウノの家で見つかった「踊る牧神像 」
「アレクサンドロス大王の戦い」
写実的で精緻なモザイクの大作。これもファウノの家で見つかったもので、この二つはポンペイの宝というべきものだ。
ナポリから9kmのところにあるエルコラーノ遺跡からの出土品。ここもポンペイとともに西暦79年に埋もれた。
右の「金持ちの家の前の音楽隊」の人物は足の指先までグラデーションが施されている。
素晴らしい絵画を収納した「ヴェスーヴィオ絵画部門」が別にあるようだが、残念ながら修復中で未公開になっていると、ガイドブックに書かれている。
一方、「秘密の小部屋」というのがあって、事前予約がないと見れないものがある(かつ18歳以上)。ここにはポンペイ、エルコラーノのエロチックな彫像、モザイクが収納されている。ポンペイの人たちの生活の一面を示すものだ。





これらは風鈴で魔除けでもあるとのこと。
《ポンペイ以外の収蔵品》
この考古学博物館にはポンペイ出土品以外のものももちろんある。特に、ギリシャ・ローマの大理石彫像の名品が多数展示されていてまことに見応えがある。


左から、「ファルネーゼのヘラクレス」、「ファルネーゼのフローラ」、「カプアのビーナス」
特に、花を手にするフローラが素敵だ。
「ファルネーゼの雄牛」
ローマン・グラスは4000点以上あるが、そのうちの名品「青いガラスの壷」
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