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2009年1月に作成された記事

2009年1月26日 (月)

師崎(もろざき)の左義長まつりを見に行った

全国各地で行われる左義長の行事だが、その地それぞれのスタイルがある。
25日の日曜日、写真仲間から誘われて知多半島の突端にある師崎港で行われる〝左義長まつり〟に行ってきた。
どんなものかは次の新聞の記事が簡にして要を得ている(毎日)。

『愛知県南知多町の師崎海岸で25日、大漁や無病息災を祈願する「左義長まつり」があり、下帯姿の若衆が干支(えと)やタイを描いた大のぼりを正月飾りと一緒に燃やした。
旧正月の伝統行事で、第4日曜日に行われる。のぼりは長さ約10メートル、幅約3メートル。家々から持ち寄った正月飾りやお札に火をつけ、その中に何度も大のぼりを倒して一緒に燃やした。
最近は、若衆の減少で大のぼりの数が減ったが、海岸には大勢のアマチュアカメラマンも訪れ、シャッターチャンスを狙っていた。』

補足すれば、師崎海岸沿いに西から東へ5カ所で順次、この行事が行われる。そして、ここの見物は〝大のぼり〟に火を付けることとともに、小振りの〝御輿〟にも火を付けて走り回った上に海中に突入するのだ。

祭りをうまく撮るには、祭りの進行を熟知していなければならないが、初めてだったから何処にいればいいか私には分からなかった。
結果として、肝心の海中突入シーンは人垣に遮られて撮れなかった。大のぼりを焼くシーンは咄嗟に防波堤に飛び乗ってなんとか撮した。

まつりとは別に、師崎港はとても美しく、再度訪れたいと思ったことでした。

R0014939sDsc_2248s美しい師崎港。水もきれい。
繋がれた舟も色とりどりの旗を掲げ、まつりを盛り上げる。


S左義長まつりが行われる広場の遠景。30分前。ぼつぼつ人が集まってくる。



R0014916sDsc_2252s役員が出てきた。








Dsc_2224sDsc_2225s役員が火を付け、正月飾りなどの山が燃え始める。


Dsc_2215sR0014925s御輿に火を着ける。




Dsc_2233sDsc_2228s火の着いた御輿を4人の若衆が持って広場を走り回る。火薬が仕掛けられているようで、凄まじい音と煙が出る。すぐそばに居たから私も煙に巻かれて写真どころでなくなってしまった。
そして、あっという間に海へ突入した。
Dsc_2243sDsc_2245s突入の瞬間の写真は無い。
一人の若衆がなかなか水から上がってこない。言うに言われぬ理由があったようだ。


ここまでが第1部。
第2部は大のぼりを燃やす。
R0014929s
若衆が大のぼりの固定縄を解き始める。これを火の上に倒すのだ。







Dsc_2237sDsc_2238s大のぼりに火が着けられた。師崎版左義長のクライマックス 。



R0014938s第3部は餅撒き。
もらった餅を早速焼いている人もいる(竿からぶら下がっているのが餅)。


☆  ☆  ☆
R0014924sいざ出陣。




R0014942sR0014944s余興?脱線?
元気があっていい!



まつりは演じる人だけでなく、見る人も一様に熱い気持ちにさせる。行って良かった。

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2009年1月17日 (土)

いま読むべきアートブックとは!?...美術手帖1月号の特集

美術手帖1月号の特集は「いま読むべきアートブック300」。
紹介される300冊で今のアートシーンが見えるように配慮したと宣言している。
取上げる本の範囲も、アーティストブック(画集)、評論、エッセイ、フィクションから、
インディーズマガジン、漫画、復刻古典までと幅広い。
そして300冊をいろいろな切り口(キーワード)で分類したうえ、1冊ごとに簡単なコメントをつけて紹介している(本の表紙や実際のアートの一端も)。
俄かアートファンの私の場合、多分、この特集号に眼を通すだけでもアートに関するポジションは相当レベルアップすると思えました。そして実際に手にとって見たいと思った本も多数見つかりました。
以下、この「いま読むべきアートブック300」の一端を勝手に紹介してしまおうと思う。
Photo







『Visual Books 2005~2008』のコーナーでは、全ての点で際立って優れたアートブック38冊が紹介されている。その劈頭を飾るのは村上隆の3冊と奈良美智の4冊。当然?
それ以外で私が特に見てみたいと思ったのは次の2点。
デミアン・ハーストの「Superstition」は、蝶の羽をモザイクのように組み合わせたバタフライ・ペインティングで、荘厳なステンドグラスのような作品と紹介されている。
松江泰治の「Cell」は、空撮で撮ったユニークな風景なのだが、鮮やかな色彩とトリミングの妙。そして監視カメラあるいは“ストリート・ビュー”を連想させるゾクゾクさせる面白さ...と、紹介されている。

『この国について考える時に読む10冊』のコーナーでは、「ネオテニー・ジャパン高橋コレクション」が面白い。
稀代のコレクター高橋龍太郎氏は1000点以上にも及ぶ自身の膨大な現代アート・コレクションから、作品と現代性の関数を見出すための指標として“ネオテニー(幼形成熟)”の概念を導き出した、と解説にはある。
ここに収容されているのは村上隆、会田誠、奈良美智、山口晃など33名の作品。
〝ネオテニー〟とは!日本の現代アートの現状をうまく言い当てていると感心した。高橋氏は精神科医でもある。

『この感動をあの人に伝えるための10冊』のコーナーでは、「アート・リテラシー入門 自分の言葉でアートを語る」が代表だ。
どのようにアートを鑑賞すればいいのか?という問に対して「自由に見ればよい」と答えられることが多いけれど、決してそうではない。どんな人間にも価値観、固定観念、願望や身体的条件に左右される認識のフレームが課せられている。
作品との出合い、それはフレームの決壊をたとえ刹那的にでも体験することではないか。そして自分の身に起こった体験を言語化し、他の誰かに伝えるという段階に移行する。それが鑑賞という事だ...

『裂け目からにじみ出る歴史の妙味』のコーナーでは、「ジュリア・クリステヴァ 斬首の光景」が特に眼を引いた。
古代の頭蓋崇拝から、メドューサ、洗礼者ヨハネ、聖顔布(ヴェロニカ、マンディリオン)、さらにはアンディ・ウォホールのマリリン(モンロー)に眼を向けて、“首の光景=決定的な光景”を紡いでいる...一見、おぞましいイメージの彼方には、残酷なものから聖なるものへとの移行をはかる人類特有の表象の力を見出す...と解説されている。
一昨年、マルタでカラヴァッジョの「聖ヨハネの斬首」を見た時の驚きと感動を思い出しました。

『いま建築が面白い』のコーナーでは、いわゆる建築学的な本が多く並べられているが、ちょっと毛色が異なる「外尾悦郎 ガウディの伝言」を私も勧める。自らサグラダ・ファミリアの主任彫刻家を務める著者が、石を彫りながらガウディの思想と対話をしているのです。
4年前、バルセロナのサグラダ・ファミリアを観光ツアーで訪れた際に、たまたま外尾氏ご本人にお会いすることができた。そんな事もあり、帰国後、この本を親しみを覚えつつ読みました。実に尊敬すべき人ですね。

『本棚で寝かせるほど醸成するカタログの価値』のコーナーでは、近年の展覧会のカタログで優れたものを10点紹介している。
私も、展覧会に行けば大抵カタログを買うが、寝かせておくだけで始末に困っている。しかしこの記事を読んで“眼から鱗”だった。
最近の展覧会鑑賞者は眼が肥え、より情報を求めるようになった結果、カタログは展覧会から独立したメディアとなった。従来のアーカイブから、ドキュメントへ、さらにはエンターテインメントへと醸成されてきているのだ。書店で流通する書籍になっているカタログも増えつつあるそうだ。私の所有する展覧会カタログも希少価値の書籍として見るべきなんだ!

『ミュージアム ガイド』のコーナーでは、ずばり全国の公立美術館50館を星の数でランク付けした「日経 五つ星の美術館」という秀逸な本がある。評価基準・手法は疑い出せばキリがないのだが、その心意気は買える...と解説。
このコーナーで私も読んでみたくなったのは「ロンドンの美術館 至宝コレクションから現代アートまで」だ。何故その館に行くべきなのか、“論”が展開されているところが良いと...

まだまだあるのだが、これくらいにしておこう。美術手帳の宣伝のようになったが、アート関係でどんな本を読めばよいかのガイドになることは間違いないです。
これで本屋へ行く楽しみが増えました。先ずは立ち読みして...

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2009年1月12日 (月)

京都の妙蓮寺に桜が咲いていた...今年最初の京都

正月も明けた8日にふらりと京都へ行った。まったく事前の計画はなく、地図も持たずに。
自然に西陣の方に足が向いた。多分、京民家が残る路地の風情が気に入っているからだろう。何回か来ているのだが、行きたいと思うところになかなか行けない。しかし、こんなところにこんな場所があったかと、再発見も多くて行き当たりばったりも時にはいいと思った。

妙蓮寺という寺には前回来た時、美しい芙蓉が咲いていたが、今は、なんと桜が咲いていました。季節外れに咲く桜は珍しくもないとはいうものの、思いがけない出遭いだったからとても嬉しくなった。
写真を撮っていると、ひとりの女性が近づいて来た。そして「びっくりだわ!」と、声をあげる。京都の人らしいけれど知らなかったと言う。ちょうど良かったのでモデルをお願いした。
前回はまったく気がつかなかったが、傍らに説明書きがあった。
それによると、この桜は、日蓮上人が入滅された日(10月13日)頃に開花し、翌年のお釈迦様の誕生日(4月8日)頃に満開になることから、「御会式桜」と名づけられた...

季節外れの冬期に咲く桜にもいろいろあり、〝フユザクラ(コバサクラ)〟は11~12月、〝十月桜〟や〝四季桜〟は初冬と春の2回咲き、ヤマザクラ系の〝不断桜〟は10月下旬から4月下旬まで咲き続ける。
〝御会式桜〟は不断桜系のようだ。
R0014746s
妙蓮寺の御会式桜



R0014740sR0014739s近寄って見ると、ぼったりした美しい花弁だった。



以下、西陣で寄ったところを順不同で...
S
本法寺には美しい多宝塔がある。和服のお年寄りが通りかかったところを撮る。






S_2
釘抜地蔵として有名な石像寺の参道。大きな「釘抜き」が門前に。
〝釘抜き=苦抜き〟である。話せば長くなる謂われがあるが、以前のブログでも述べたこともあるので省略。



R0014765sR0014770s 本堂正面には飾りのついた「釘抜き」が置かれている。
本堂の周りの壁面は、小さな釘抜きが付いた御礼符でびっしりと覆われている。何か痛みを抱える人はこの本堂を祈りながらぐるぐる回るのです。

西陣から飛んでしまうが、三条通と寺町通の交わる辺りの矢田地蔵。ここは私の好きなところのひとつ。アーケード街の直中にあるのがいい。
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矢田地蔵(矢田寺)



S_5S_7寺内部はお地蔵様で溢れている。
壁面には可愛いぬいぐるみのお地蔵さんが。 


 
今後、京都は「つきいち」ぐらいで訪れようと考えています。次回は梅の咲く頃?

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2009年1月 6日 (火)

明くれば丑年...今年もよろしく

年末に、馴染みの店におせち料理を仕入れに行ったら、おばさんが「1年間ありがとう」と言って、牛の置物をくれた。そうか2009年は丑年だったか。「私は丁度12年この店にいるから、十二支揃っているんですよ」と、彼女は笑った。
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牛の置物



今日(6日)のNHKトップニュースは、〝飛騨牛のルーツ「安福号」のクローン牛誕生〟だった。超良質の肉を持つ牛を安定的に造っていくことができると言う。
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愛知牧場の仔牛(クローン牛とは関係ありません)



古代エジプトには〝アピス牛〟というのが居た。聖牛としてメンフィスの神殿に一定期間飼われ、人々の信仰を集めた後、ナイルに沈められた。三日月型の角の間に満月を頂く彫像も造られて今日に残っている。
エジプトに限らず、牛の角は月に見立てられることがしばしばだった。月は満ち欠けするので、死と成長のシンボルであり、女性の月経をも象徴する→豊穣→農耕儀礼用の聖獣へ→家畜化...という説も一時となえられた...
Apis



川の中にも〝聖牛〟が居る。と言っても生き物ではなく、川の流れをコントロールする木で出来た造作物である。太い丸太で三角錐や四角錐に組み上げ、足下には大きな土石を置いて固定する。武田信玄が創案した伝統的水防工法だが、平成18年に笛吹川で新規に設置された...(画像こちら→

ピンクフロイドのファースト・アルバム〝原子心母〟のジャケットはホルスタイン牛...
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我が家にある〝カウ・パレード〟には、ネコちゃんが描かれている...
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だんだん怪しくなってきたからこれくらいで。

《今年の撮り初め》
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1月2日熱田神宮にて
三が日の初詣客は235万人


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大須招き猫広場の今年初?の大道芸



今年もよろしくお願いします。

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