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2010年6月27日 (日)

中央アジアを旅する(7)...トルクメニスタンⅡ 世界遺産メルブ/アムダリア川を渡る

トルクメニスタンの国土の85%が砂漠で、首都アシュガバットも含めて、ほとんどの人々はイランと接する南縁部の山沿いに暮らしている。
我々はアシュガバットで2泊して、周辺のアナウ遺跡、ニサ遺跡等を見た後、約300km離れた内陸(海はないので変な言い方だが)の都市マリィに飛んだ。ここでは中央アジア最大と言われる「メルブ遺跡」を見る。
マリィで1泊した後、今度は砂漠をバスで北上して、アムダリア川を渡り、国境を越えてウズベキスタンに入った。
いくつもの中央アジアの歴史を作ってきた古い都市遺跡を見た訳だが、その感想を一口で言えば、いずれも規模が壮大だが、残存する構造物はその痕跡のみで、魅力に乏しかった。
しかし、その痕跡から過去の栄華を想像する時、やはり間違いなくこの地域が文明の十字路であったと確信できるのです。

《アナウ遺跡》
アシュガバット近郊にある城塞都市遺跡、美しいモスクもあったが、1948年の地震で完璧に破壊された。この場所の下層からは、石器時代の遺物も多数出土し、古くから人々が住んでいたという。
たまたま、巡礼者の一団が来ていて、目の前でお祈りを始めた。その儀式は一風変わっていて、興味深く見守った。
Dsc_0662Photo右写真に往時のモスク(15世紀の記録にもある)の看板あり


Dsc_0669Dsc_0670瓦礫の中にはあちこちに青いモザイクが残っている






Photo_2Dsc_0673巡礼者たちがやって来る...



Photo_3Photo_4お祈りが始まる...全員が堂々巡り




Dsc_0689終わったあと、指導者を囲んで... 
 



《アハルテケ種厩舎》 
1日に千里走ると言われた汗血馬の血筋を嗣ぐ〝アハルテケ種〟を専門に飼育する厩舎を訪ねた。
Photo_5Photo_6極めてスリムかつ精悍...実際に走る姿も見せてくれた



Photo_7Photo_8馬を近くで見たことはあまりないが、全身の皮膚に血管が浮き出ているのが印象的だった


《ニサ遺跡》
紀元前3世紀頃、イラン高原全域を支配したパルティア王国の城跡。アシュガバットの西約15Kmにある。現地ガイドの方は自分はパルティア人の子孫だと言っていた。
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パンフの写真が遺跡の全貌を掴むのによい。



P5130845Photo_11 遺跡への入り口







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左は「自称パルティア人」の現地ガイド。



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現在、42度...



★   ★   ★
マリィへ
Photo_16Photo_17左はマリィの空港
右はマリィのホテル向かいのモスク



《メルブ遺跡》
メルブは、かつてシルクロード随一の規模を持ったオアシス都市だった。最古の城塞都市エルク・カラは紀元前6~4世紀に栄えた。その後、古い町は捨てられ、隣接して新しく町が造られ、そのようにして、広大な面積に5つもの城塞都市遺跡が残る。
現場に立ってみると、城壁の痕跡が延々と連なっているのが見えた。ただし、日干し煉瓦の構築物は簡単に崩れるから、写真映りする被写体は皆無に近い。
そんな中で、キズ・カラ城跡は、メルブの顔になっているだけあって、大きく、そして美しく、なかなか見栄えがした。「キズ・カラ」の意は〝乙女の城〟だと聞いて納得でした。(〝地球の歩き方〟を引用すると、スルタンはここに奴隷の乙女達を侍らせ、パーティーを...)

800pxmervturkmenistan最古の城砦都市エルク・カラの空撮(Wikipdeaから引用)




Photo_18Photo_19エルク・カラの現場にて...広すぎて写真に納まらず



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Photo_21Photo_22 キズ・カラは〝乙女の城〟というだけあって、優雅だ。
高さは20m以上あるが、面積はさほどでもない。一回り周って写真を撮る。
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Photo_25Photo_26内側からアナの部分を覗くと... 
遠くに見えるのはスルタン・サンジャール廟だ。 
12世紀頃の都市領域スルタン・カラの中心にこの廟が立っている。トーチカのような堅固な造りゆえ、モンゴル軍の破壊や大地震にも奇跡的に耐えた。


Photo_27Photo_28 スルタン・サンジャール廟内部は意外と美しかった。




《マリィのバザール》
今回のツアーでは行く先々でバザールを訪れた。これはマリィ駅前の小規模なバザール。
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《アムダリア川を渡って→国境越え》
トルクメニスタン北辺、ウズベキスタンとの国境沿いにアムダリア川が流れている。水源はパミール高原で、かつてはアラル海が終着点だったが、今は砂漠の中に消えてしまう。
国境を越えるためには、先ず、この川を越えねばならない。川幅は800mもあり、滔々と水が流れていた。橋は政策上からだろうが、仮橋のような造りで、重量制限からバスは通れないから、歩いて渡った。
ちょうど上流の鉄橋を列車が通りかかったので写真を撮ろうとすると、制止された。写真は撮れてしまったが。
Photo_33Photo_34



Photo_41Photo_42こんなにタイミング良く列車が通るとは! 




Photo_35




Photo_36S
こんなに水量があるのに、ホントに消えてしまうのか!?



Photo_37Photo_38 マリィ~トルクメンアバード(国境の町)走行中の砂漠にて
青空トイレの楽しみは砂漠の花を撮ること...

Photo_39Photo_40右は砂漠には何処に出もある植物ヨントップで、一名、〝駱駝の草〟 
水分豊富でラクダが好んで食べる。


       

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