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2014年8月 3日 (日)

ルーアン大聖堂とジヴェルニー❀モネの足跡を辿る...フランス旅行その10

ツアーの終盤には、ルーアン大聖堂とジヴェルニーが組まれていました。印象派画家の足跡を辿るというのがこのツアーのコンセプトの一つの要素だったから、最後に、その代表格のモネの活動の現場を訪ねるのは至極全うだったと思いました。
ルーアン大聖堂の連作は実に33枚もあって、そのほとんどがほぼ同じ構図で描かれている。モネが制作に没頭したアトリエは大聖堂正面の広場を隔てた真ん前の建物の2階だった。アトリエに入って大きな窓に対面すると、そこには正に彼の絵の通りの大聖堂が浮かび上がっていました。
ただ、大聖堂正面では工事が行われていて、一部が幕で覆われていたのが残念だった。
モネの連作の、「朝」「昼」「夕」とタイトルされた大聖堂は全く異なる色彩で描かれているが、実際にそうなるのかを写真を撮って確認したレポートがある。
それによれば、「実際の風景はモネの絵そのものだった」と結論付けている。このレポートではモネがこの連作で描きたかったものは何か?についても興味深い指摘を行っている(こちら参照⇒)。

次の日、パリに入る前に、ジヴェルニーのモネの家を訪れた。ここの庭園の美しさは独特だ。一見無計画にいろんなものが植えられていると見えるが、実際には良く管理されているようだった。そして連作「睡蓮」を生み出した池があった。
ただ、訪れた時間がちょうどお昼頃で、光線の具合が悪く、睡蓮は一応は咲いているのだが、モネの絵を連想させるほどの力はなかった。
10年前、オランジェリー美術館で、360度、すべての壁面が睡蓮の大作で覆われているのを見た時の感激を思い出し、その現場が此処だ!と、心に言い聞かせても詮無い事だった。

ツアーで一緒になったある女性と一緒に歩いていたのだが、彼女は純粋に庭園の花々の美しさに感動しているようだった。そして小さな花びらをひとつ取って自分の鼻の上に載せ、〝撮って!〟とiPhoneを差し出す。反射的に自分のオリンパスで撮ってしまった。
一期一会...もう絶対に会うことのない人の完璧なポートレート写真が手元に残ってしまった...その瞳の中には撮影者の姿も!...帰国後この写真を見る度に心が痛む...

10回目とキリが良いのでこの旅行記はここで一旦、終了としたい(補完はあるかも)。

《ルーアン大聖堂》
12_2ルーアン大聖堂正面と背面








3正面向かいの2階がモネのアトリエ




4アトリエに架かっていたもの(レプリカ?)








PhotoPhoto_3Photo_2私の画集(集英社)から
いずれもパリ印象派美術館所蔵
〝朝 1894〟
〝日を浴びる 1894〟
〝夕暮れ 1894〟



Photo_4ステンドグラスが美しい(15世紀)




7910








《ジヴェルニーのモネの家》
11パリの北西70Kmのモネの家がある
屋内はモネが集めた膨大な数の浮世絵が飾られている



1213蓮池








1415




1617カモ?の幼鳥が居る




19混沌の庭
それでも管理は行き届いている



2022








2425




18やはり池周りが美しい
「この庭自体が自分の最高傑作」と、モネは語っていた...



Photo_5〝睡蓮 1916年〟東京 国立西洋美術館所蔵




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